エスタディオ・ダ・ルス
この項目では、2003年にオープンしたスタジアムについて説明しています。同名の古いスタジアムについては「エスタディオ・ダ・ルス (1954年)」をご覧ください。 |
Estádio da Luz A Catedral | |
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UEFA | |
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施設情報 | |
正式名称 | Estádio do Sport Lisboa e Benfica |
所在地 | ポルトガル、リスボン |
位置 | 北緯38度45分9.6秒 西経9度11分4.96秒 / 北緯38.752667度 西経9.1847111度 / 38.752667; -9.1847111座標: 北緯38度45分9.6秒 西経9度11分4.96秒 / 北緯38.752667度 西経9.1847111度 / 38.752667; -9.1847111 |
建設期間 | 2003年 |
開場 | 2003年10月 |
所有者 | SLベンフィカ |
運用者 | 同上 |
グラウンド | 天然芝 |
ピッチサイズ | 105 x 68 m |
設計者 | ポピュラス[1] (旧名: HOKスポート) |
使用チーム、大会 | |
SLベンフィカ サッカーポルトガル代表 | |
収容人員 | |
65,647人 |
エスタディオ・ダ・ルス (ポルトガル語発音: [(ɨ)ˈʃtadiu dɐ ˈluʃ]) (正式名称: エシュタディウ・ド・スポルト・リジュボア・エ・ベンフィカ (Estádio do Sport Lisboa e Benfica) は、ポルトガル共和国リスボンにあるサッカースタジアムである。「エスタディオ・ダ・ルス」は「光のスタジアム」の意。リーガ・ゾン・サグレス・SLベンフィカのホームスタジアムである。
名称
スタジアムは、「ノッサ・セニョーラ・ダ・ルス」 (Nossa Senhora da Luz、「我等が光の貴婦人」の意、より一般的には「ルス」とも呼称される) にちなんで名づけられた。これは所在地リスボン市内の区の名前である。サポーターからは「ラ・カテドラル(大聖堂)」との愛称でも呼ばれ親しまれている。「ダ・ルス」 (「光の」の意) はポルトガルのカトリックの伝統 (pt:Igreja Católica em Portugal) において一般に受け入れられている概念であり、本来は人々を「神の御許に」向かわせるものを指す。リスボン市民はしばしば、同名の古いスタジアムを単に「ルス」と呼んでいた。英語圏においては、古いスタジアムと現行のスタジアムはどちらも「ザ・スタジアム・オブ・ライト」 (the stadium of light) の名称で呼ばれている。
歴史
旧エスタディオ・ダ・ルスは、収容人数120,000人の世界最大のスタジアムのひとつであった。1954年、エスタディオ・ド・カンポ・グランデ (Estádio do Campo Grande) の代わりとなるSLベンフィカのホームスタジアムとして建設された。旧スタジアムはベンフィカのホームゲーム会場としてだけではなく、UEFAカップウィナーズカップ1991-92 (1991–92 European Cup Winners' Cup) 決勝戦の会場や、1991 FIFAワールドユース選手権決勝戦の会場として用いられた。ワールドユース決勝戦 (対戦カード: ポルトガル対ブラジル) では、収容人数を超える127,000人[2]の観客がスタジアムを訪れた。
1999年、ポルトガルで開催されることとなったUEFA欧州選手権2004会場のひとつとして旧スタジアムが選ばれたが、後ベンフィカは、大会の主要会場とする事ができるよう、新スタジアムを立てる事を提案。その結果、旧スタジアムは2002年に取り壊され、収容人数65,647人の現在のスタジアムが建設された。アメリカ合衆国の企業であるポピュラス所属の建築家、デイモン・ラヴェル (Damon Lavelle) が設計を担当した[3]。屋根の素材にはポリカーボネートが用いられ、可能な限り天然光を用いることができるようにした。屋根は高さが43メートルある4本のアーチ状の梁によって支えられる形となった。
2003年より建設が開始され、同年10月に新スタジアムが完成した。杮落としに、ベンフィカとウルグアイのクラブ、クルブ・ナシオナル・デ・フットボールとの親善試合が行われたが、スタジアムは観客で満員となった。2004年開催での欧州選手権では、決勝戦 (UEFA Euro 2004 Final) を含む複数の試合の会場として用いられた。2014年にUEFAチャンピオンズリーグ決勝の会場に決定された。2020年も同様に開催予定。
ギャラリー
- スタジアム外観
- スタジアム入口にはSLベンフィカのエンブレムが飾られている。
- エスタディオ・ダ・ルス (2005年)
- エスタディオ・ダ・ルス全景
脚注
外部リンク
- エスタディオ・ダ・ルス (SLベンフィカ公式サイト内) (ポルトガル語)
- www.stadiumguide.comの紹介ページ (英語)
先代 フェイエノールト・スタディオン (ロッテルダム) | UEFA欧州選手権 決勝戦会場 2004 | 次代 エルンスト・ハッペル・シュターディオン (ウィーン) |
先代 ウェンブリー・スタジアム (ロンドン) | UEFAチャンピオンズリーグ 決勝戦会場 2014 | 次代 ベルリン・オリンピアシュタディオン (ベルリン) |
UEFAチャンピオンズカップ/チャンピオンズリーグ 決勝スタジアム | |||||||||||||
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UEFAカテゴリー4スタジアム (旧五つ星スタジアム) | |
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アイルランド | |
イタリア | |
イングランド | 3: オールド・トラッフォード (マンチェスター) • ウェンブリー・スタジアム(ロンドン) • エミレーツ・スタジアム(ロンドン) |
ウェールズ | 1: ミレニアム・スタジアム(カーディフ) |
ウクライナ | 2: オリンピスキ・スタジアム(キエフ) • ドンバス・アリーナ(ドネツィク) |
オーストリア | |
オランダ | 2: ヨハン・クライフ・アレナ(アムステルダム) • フェイエノールト・スタディオン(ロッテルダム) |
ギリシャ | 1: アテネ・オリンピックスタジアム(アテネ) |
スコットランド | 2: ハムデン・パーク(グラスゴー) • アイブロックス・スタジアム(グラスゴー) |
スペイン | 5: エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(バルセロナ) • カンプ・ノウ(バルセロナ) • エスタディオ・オリンピコ・セビージャ(セビリア) • エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード) • エスタディオ・ビセンテ・カルデロン(マドリード) |
ドイツ | 6: フォルクスパルクシュタディオン(ハンブルク) • ベルリン・オリンピアシュタディオン(ベルリン) • ミュンヘン・オリンピアシュタディオン(ミュンヘン) • アリアンツ・アレーナ(ミュンヘン) • ジグナル・イドゥナ・パルク(ドルトムント) • フェルティンス・アレーナ(ゲルゼンキルヒェン) |
トルコ | 3: アタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ(イスタンブール) • シュクリュ・サラジオウル・スタジアム(イスタンブール) • トルコ・テレコム・アリーナ(イスタンブール) |
フランス | 2: スタッド・ド・フランス(パリ/サン=ドニ) • パルク・オリンピック・リヨン(リヨン) |
ポーランド | 4: ワルシャワ国立競技場(ワルシャワ) • PGEアリーナ・グダニスク(グダニスク) • ヴロツワフ市立競技場(ヴロツワフ) • ポズナン市立競技場(ポズナン) |
ポルトガル | 3: エスタディオ・ダ・ルス(リスボン) • エスタディオ・ド・ドラゴン(ポルト) • エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ(リスボン) |
ルーマニア | 1: スタディオヌル・ナツィオナル(ブカレスト) |
ロシア | 1: ルジニキ・スタジアム(モスクワ) |
UEFA EURO 2004スタジアム | |
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