ガウス関数

曖昧さ回避 この項目では、正規分布に関連した関数について説明しています。ガウス記号 [·] で表される関数については「床関数」をご覧ください。
ガウス関数の例

ガウス関数(ガウスかんすう、: Gaussian function)は、

a exp { ( x b ) 2 2 c 2 } {\displaystyle a\exp \left\{-{\frac {(x-b)^{2}}{2c^{2}}}\right\}}

の形の初等関数である。なお、2c2 のかわりに c2 とするなど、表し方にはいくつかの変種がある。

ガウシアン関数、あるいは単にガウシアンとも呼ばれる。

図のような釣鐘型の関数である。

特徴

正規分布関数(正規分布の確率密度関数)として知られる

1 2 π σ exp { ( x μ ) 2 2 σ 2 } {\displaystyle {\frac {1}{{\sqrt {2\pi }}\,\sigma }}\exp \left\{-{\frac {(x-\mu )^{2}}{2\sigma ^{2}}}\right\}}

は、ガウス関数の一種である。この関数の半値半幅 (HWHM) と半値全幅 (FWHM) は、

H W H M = 2 ln 2 σ , F W H M = 2 2 ln 2 σ {\displaystyle {\begin{aligned}\mathrm {HWHM} &={\sqrt {2\ln 2}}\cdot \sigma ,\\\mathrm {FWHM} &=2{\sqrt {2\ln 2}}\cdot \sigma \end{aligned}}}

である。

ガウス関数の1つ exp(−x2) の両側無限積分ガウス積分と呼ばれ、

exp ( x 2 ) d x = π {\displaystyle \int _{-\infty }^{\infty }\exp({-x^{2}})\,dx={\sqrt {\pi }}}

である。

光学分野においては、超短パルスの波形をガウス関数に近似することが多い。

関連項目

外部リンク

  • Weisstein, Eric W. "Gaussian Function". mathworld.wolfram.com (英語).
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