パンフィリア(Pamphylia)は、古代の地名でトルコの小アジア南部、リュキアとキリキアに挟まれ地中海からトロス山脈までの間の地方を示した呼称。北はピシディア(Pisidia)と接した。ローマ時代には、広義ではピシディアを含み、フリギアやリカオニア(Lycaonia)との境までを総称して用いられた。プトレマイオスもこの意味で用いている。現在のアンタルヤ県。
歴史
パンフィリアが最初に歴史に登場するのはヒッタイトのトゥドハリヤ4世がその臣下となった王と交わした条約にその名が記されてからである。その後、周囲の地方と同じようにリディアの支配するところとなり、それはペルシアやギリシアの諸王国の支配に受け継がれた。紀元前190年、セレウコス朝のアンティオコス3世がローマに敗北すると、ローマによってペルガモン王国の版図に組み込まれた。ごく短期間であるが、ガラティアに組み込まれたこともあるが、すぐにローマの属州に復した。
後期ローマ帝国の属州(4 - 7世紀) |
---|
歴史的背景 | |
---|
|
ガリア道(英語版) | ガリア管区(英語版) | |
---|
ウィエンヌ管区(英語版) | |
---|
ヒスパニア管区(英語版) | |
---|
ブリタンニア管区 | - 第1ブリタンニア(英語版)
- 第2ブリタンニア(英語版)
- フラウィア・カエサリエンシス(英語版)
- マクシマ・カエサリエンシス(英語版)
- ウァレンティア(英語版)369
|
---|
|
---|
イタリア道(英語版) | イタリア郊外区 | |
---|
イタリア穀物区 | - アルペス・コッティアエ
- フラミニアおよびピケヌム・アンノナリウム(英語版)
- リグリア(英語版)およびアエミリア(英語版)
- 第1ラエティア(英語版)
- 第2ラエティア(英語版)
- ウェネティアおよびイストリア(英語版)
|
---|
アフリカ管区(英語版) | |
---|
パンノニア管区(英語版) | |
---|
|
---|
|
イリュリクム道(英語版) | ダキア管区(英語版) | - ダキア・メディテラネア(英語版)
- ダキア・リペンシス(英語版)
- ダルダニア
- 第1モエシア
- プラエウァリタナ(英語版)
|
---|
マケドニア管区(英語版) | |
---|
|
---|
オリエンス道 | トラキア管区(英語版) | - エウロパ(英語版)
- ハエミモントゥス(英語版)
- 第2モエシア
- ロドペ(英語版)
- スキュティア・ミノル(英語版)
- トラキア
|
---|
アシア管区(英語版) | |
---|
ポントゥス管区(英語版) | |
---|
オリエンス管区 | |
---|
アエギュプトゥス管区(英語版) | |
---|
|
---|
その他 | - タウリカ
- クァエストゥラ・エクセルキトゥス(英語版)536
- スパニアエ(英語版)552
|
---|