ペリメーター

ペリメーター:perimeter)とは、ある平面(またはエリア)の外側の境界部分。周囲、周辺。同義語として、境界(ボーダー:border)、英語の意味のマージン (margin) がある。

  1. 数学用語 : 閉じた曲線、平面を取り囲む曲線を指す。また、その境界線の長さを指すこともある。円の場合は円周 (circumference) という。ここから、図面などの周囲や周辺、または周辺の長さ(周長)を指すことにも使われる。
  2. 軍事用語 : 防御線。通常、軍隊の位置を保持するために設置する。 使用例:釜山ペリメーター (Pusan Perimeter) 、スタートレックでの(マース ディフェンス ペリメーター)

語源

周囲、周辺を意味するギリシア語peri- + metronに由来する。

派生語・業界用語

上記から派生して、以下のような分野で使われている。

  • 光学医療関連
    • 視野計:視野の分野で視野の検査・計測をおこなう機械をペリメーターとよぶ。ペリメーターのメーターは計測機械のメーターではないが語感が似ているのでペリメーターそのままで使われている。
  • 自動車工学
    • ペリメーターフレーム:シャーシ・フレームをボディフロアの下ではなく周囲につけたもの。
  • コンピューター
    • コンピューター・ネットワーク・セキュリティー:ペリメータ・セキュリティ、インターネット・ペリメーター
  • 土木工学(社会基盤工学、社会基盤学、建設工学)
    • (Wetted perimeter)
  • 地理用語
    • 周辺、周囲さ:Snowbank Trail|、Langzhong、ペリメーターバス (Perimeterbus) 、Perimeter Whistler Express バンクーバー~ウィスラーを2時間半で結ぶバス。など
    • 地名化
      • ペリメーター・ハイウェイ(ウィニペグ) (Perimeter Highway (Winnipeg))
      • ペリメーター(アトランタ) (Perimeter (Atlanta))
    • 固有名詞化
  • チェス用語
    • ディフェンス・ペリメーター (Defense perimeter)
  • 建築用語
    • ビル構造用語:ペリメーターフレーム
    • 空調用語:ペリメータゾーン(ペリメーターゾーン):主にオフィスビル(事務所ビル)での用語。通常室内部分で外気の影響を受けない室内中心部をインテリアゾーン、外壁に近いビル周囲で通常5~6メートル以内の外気に接する壁際部をペリメータゾーンとよぶ。ペリメータゾーンは外気からの影響を受けやすいことから、インテリアゾーンとは異なる空調対策が施される。たとえば、ペリメーター・ヒーターといった機器が用いられる。
  • スポーツ
    • バスケットボール:スリーポイントラインより内側でペイントエリアより外側のエリア。[1]
  • 航空サービス
    • ペリメーター・アビエーション (Perimeter Aviation)
  • 軍事
    • 死の手(別名:Perimeter、Systema "Perimetr"、正式名称:ロシア語: Система «Периметр»)- ロシアの自動報復核攻撃システム
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