ミスターヨシゼン

ミスターヨシゼン
欧字表記 Mr. Yoshizen[1]
品種 アングロアラブ(血量30.04%)[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1984年3月20日[1]
死没 不明(2003年7月30日用途変更)
抹消日 1989年12月8日[2]
キタノトウザイ[1]
ヨシゼン[1]
母の父 センジユ[1]
生国 日本の旗 日本北海道沙流郡門別町[1]
生産者 沖田秀雄[1]
馬主 (株)橋本工務店[1]
調教師 寺田新太郎(大井[1]
競走成績
生涯成績 25戦15勝[1]
獲得賞金 1億2826万円[1]
勝ち鞍 全日本アラブ大賞典(1988、1989年)
アラブダービー(1987年)
アラブ王冠賞(1987年)
ワード賞(1988年)
銀盃(1989年)
[1]
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ミスターヨシゼン[1]日本アングロアラブ競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に1988年1989年全日本アラブ大賞典1987年アラブダービーアラブ王冠賞、1988年のワード賞、1989年の銀盃

競走馬時代

  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]

1986年11月27日、大井競馬場の3歳戦でデビューし、2着に9馬身差を付けて1着。その後休養し、翌1987年3月に復帰して2勝したのち南関東アラブ三冠の第一冠千鳥賞は5着に終わったものの、アラブダービーアラブ王冠賞を勝って二冠を達成。年末の全日本アラブ大賞典ローゼンホーマの10着に終わり、5歳を迎えて最初の2戦も4着、5着と振るわなかったが、6月の渋谷特別を勝って朝凪賞、重賞のワード賞、約3か月の休養を経て臨んだ小岩特別まで4連勝を達成。勝島賞は3着も[4]、2度目の出走となる全日本アラブ大賞典は逃げの手に出て[4]、2番手を追走していたオタルホーマーを振り切って4馬身差を付けて優勝を果たす[4]1989年は初戦の銀盃では2着に5馬身差を付けて勝ったが、船橋記念とワード賞では2着。秋はサラブレッドを相手に2戦し、9月の東京盃では3着となり[5]、10月のおおとり賞では優勝[5]。3年連続出走の全日本アラブ大賞典も逃げ切って連覇を達成し、連覇を花道に引退した[5]。6歳時は7戦し4勝を挙げ、獲得した賞金の合計は5606万円に達して、1989年の地方競馬のアラブ系部門でもっとも多くの賞金を獲得した競走馬ともなった[6]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[3]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 (人気) 着順 タイム 着差 騎手 斤量
[kg]
勝ち馬/(2着馬)
1986.11.27 大井 アラ系3歳 ダ1000m(良) 12 5 5 (1人) 1着 01:40.2 -1.9 的場文男 53 (マルタカシンゲツ)
1987.03.06 大井 アラ系4歳 ダ1400m(良) 12 1 1 (1人) 1着 01:32.2 -0.7 佐々木忠昭 54 (キングトウコウ)
0000.03.31 大井 アラ系4歳 ダ1500m(良) 6 6 6 (1人) 1着 01:39.4 -0.4 佐々木忠昭 54 (チグサトツプ)
0000.05.20 大井 千鳥賞 ダ1800m(良) 13 1 1 (4人) 5着 01:59.8 -2.0 佐々木忠昭 57 チヨウヨオヤマト
0000.06.02 大井 桐花特別 ダ1700m(良) 10 8 9 (1人) 1着 01:52.2 -0.2 佐々木忠昭 55 (エイキワン)
0000.06.28 大井 アラブダービー ダ2000m(良) 16 2 3 (2人) 1着 02:12.8 -0.7 佐々木忠昭 57 (トリプルエース)
0000.10.21 大井 アラブ王冠賞 ダ2000m(良) 13 5 7 (2人) 1着 02:10.6 -0.1 佐々木忠昭 56 (コスモノーブル)
0000.12.10 大井 全日本アラブ大賞典 ダ2600m(稍) 14 5 7 (4人) 10着 02:56.5 -5.6 佐々木忠昭 54 ローゼンホーマ
1988.02.04 大井 立春特別 ダ1700m(良) 14 8 13 (5人) 4着 01:50.0 -1.2 佐々木忠昭 54.5 タイヨウペガサス
0000.03.16 大井 銀盃 ダ2000m(良) 11 5 5 (4人) 5着 02:10.1 -1.5 佐々木忠昭 54.5 ヨシノスカレー
0000.04.10 大井 ダイヤモンド特別 ダ1200m(良) 7 7 7 (3人) 2着 01:14.3 -0.1 田部和廣 54.5 アサカコトブキ
0000.04.25 船橋 船橋記念 ダ1800m(良) 8 8 8 (5人) 3着 01:54.6 -0.7 田部和廣 54.5 ヨシノスカレー
0000.06.03 大井 渋谷特別 ダ1500m(重) 8 8 8 (2人) 1着 01:35.7 -0.4 佐々木竹見 54.5 (ホクトスズハタ)
0000.06.19 大井 朝凪賞 ダ1700m(良) 9 8 9 (1人) 1着 01:48.9 -0.1 佐々木竹見 55 (テンシヨウオー)
0000.07.19 大井 ワード賞 ダ2000m(良) 12 8 12 (1人) 1着 02:08.2 -1.2 佐々木竹見 55.5 (テンシヨウオー)
0000.11.04 大井 小岩特別 ダ1700m(良) 12 8 12 (2人) 1着 01:48.9 -0.8 的場文男 56 (テンシヨウオー)
0000.11.28 大井 勝島賞 ダ1800m(良) 11 8 11 (1人) 3着 01:57.9 -0.7 的場文男 56 トミカワジユリアス
0000.12.15 大井 全日本アラブ大賞典 ダ2600m(良) 11 8 11 (3人) 1着 02:52.4 -0.8 的場文男 56 (オタルホーマー)
1989.03.29 大井 銀盃 ダ2000m(稍) 13 8 13 (1人) 1着 02:08.0 -0.9 的場文男 60 (トミカワジユリアス)
0000.04.20 船橋 船橋記念 ダ1800m(良) 10 8 10 (1人) 2着 01:54.6 -0.1 的場文男 61.5 ホーエイヒロボーイ
0000.05.12 大井 青葉特別 ダ1700m(重) 10 8 10 (1人) 1着 01:49.0 -0.2 石崎隆之 61 (カズノフアスト)
0000.07.18 大井 ワード賞 ダ2000m(良) 15 8 15 (1人) 2着 02:11.3 -0.3 的場文男 62 ホクトスズハタ
0000.09.26 大井 東京盃 ダ1200m(良) 16 8 16 (6人) 3着 01:14.3 -0.8 石崎隆之 56 ジングウブレーブ
0000.10.16 大井 おおとり賞 ダ2000m(良) 12 8 12 (2人) 1着 02:09.1 -0.3 的場文男 54 (マンリーケープ)
0000.12.07 大井 全日本アラブ大賞典 ダ2600m(良) 14 8 14 (1人) 1着 02:51.2 -0.5 的場文男 56 (ヒロタケスター)

引退後

競走馬引退後に北海道門別町種牡馬となり[5]2002年までの13年間の供用で、636頭の産駒を送り出した[7]

主な産駒

血統表

ミスターヨシゼン 血統 (血統表の出典)[§ 1]

アア キタノトウザイ
1976 栗毛
父の父
アア スカレー
1969 鹿毛
アア エルシド El Cid アア Nithard
アア Farida
アア トモスカツプ アア トモスベビー
アア カツプフォード
父の母
アア イナリトウザイ
1971 鹿毛
サラ Karim サラ Nearco
サラ Skylarking
アア タクマサル サラ ヒシマサル
アラ 啄斗

アア ヨシゼン
1971 鹿毛
アア センジユ
1977 鹿毛
アア 方景 サラ Asford
アア 影英
アア イースタン アア Barraques
アア 梅橋
母の母
アア ヨシハート
1958 鹿毛
アア マツギク アラ ニーフアン
サラ 玄香
サラ ハートフジ サラ アサフジ
サラ フォードガット
母系(F-No.) (FN:14) [§ 2]
5代内の近親交配 方景 5 × 3 = 15.63%、アスフオード・プリメロ 4 × 5 × 5 = 12.50%、ニーフアン 5 × 4 = 9.38% [§ 3]
出典
  1. ^ [10]
  2. ^ [11]
  3. ^ [10][11]


脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “ミスターヨシゼン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  2. ^ “ミスターヨシゼン 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2020年5月13日閲覧。
  3. ^ a b “ミスターヨシゼン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  4. ^ a b c 千田宣「第34回全日本アラブ大賞典」『地方競馬』、地方競馬全国協会、1989年2月、27頁。 
  5. ^ a b c d 村上英明「第35回全日本アラブ大賞典」『地方競馬』、地方競馬全国協会、1990年2月、28頁。 
  6. ^ 地方競馬全国協会業務課「平成元年・地方競馬 収得賞金ランキング」『地方競馬』、地方競馬全国協会、1990年3月、19-21頁。 
  7. ^ “ミスターヨシゼン 種牡馬情報:世代・年次別(アラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  8. ^ “ケイエスヨシゼン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  9. ^ “タービュレンス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  10. ^ a b “ミスターヨシゼン 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  11. ^ a b “ミスターヨシゼンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月13日閲覧。

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ
1950年代

第1回 ダイゴカゲミツ / 第2回 トサオー / 第3回 バラテスタ / 第4回 イチフクトミ / 第5回 センジユ

1960年代

第6回 タカラガワ / 第7回 エロルデ / 第8回 ラツキーマンナ / 第9回 オーバマイヤ / 第10回 アデルバウエル / 第11回 ギンソウ / 第12回 インターフレーム / 第13回 リキスユリ / 第14回 ビオー / 第15回 セカンドホーリ

1970年代

第16回 グリンバーデー / 第17回 ブルーダイヤモンド / 第18回 タイムライン / 第19回 スマノダイドウ / 第20回 イナリトウザイ / 第21回 ホクトライデン / 第22回 メイクマイウエー / 第23回 カザンウンリユウ / 第24回 ガバナースカレー / 第25回 アイランドキング

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第26回 リツシヨウマロツト / 第27回 カツラギセンプー / 第28回 ケイワイホマレ / 第29回 ゼンニホン / 第30回 カネヤマカザン / 第31回 ゴールデンビクター / 第32回 タイヨウペガサス / 第33回 ミスターヨシゼン / 第34回 オタルホーマー / 第35回 オオヒエイ

1990年代

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1950年代

第1回 ダイゴ / 第2回 タカトシ / 第3回 バラテスタ / 第4回 タカトシ / 第5回 センジユ

1960年代

第6回 タカライザン / 第7回 センジユ / 第8回 グレイトホース / 第9回 ベレアー / 第10回 アデルバウエル / 第11回 アデルバウエル / 第12回 オーバマイン / 第13回 マスタング / 第14回 キクマサ / 第15回 センジユスガタ

1970年代

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1980年代

第26回 ミヤノダービー / 第27回 エゾノランナー / 第28回 カツラギセンプー / 第29回 トキテンリユウ / 第30回 キンカイチフジ / 第31回 ローゼンガバナー / 第32回 ノムラダイオー / 第33回 ローゼンホーマ / 第34回 ミスターヨシゼン / 第35回 ミスターヨシゼン

1990年代

第36回 オオヒエイ / 第37回 コスモノーブル / 第38回 コスモノーブル / 第39回 トチノミネフジ / 第40回 トチノミネフジ / 第41回 ミスターホンマル / 第42回 カサイオーカン /