ライゾン

ライゾン（RIZON）は、三菱ふそうトラック・バスのアメリカ向け中型電動トラックのブランドである。

概要

車種はサイズが異なる3タイプで展開。車両総重量は約7.2トン - 8.1トンで、アメリカ市場における中型トラックセグメントのクラス4・クラス5に分類される^[1]。満充電時の航続距離はバッテリー2個搭載のMサイズ車が129 - 177キロ、バッテリー3個搭載のLサイズ車が177 - 257キロとなる^[2]。様々な架装に対応し、ダイムラートラックが開発、グループ内の品質保証基準に基づき製造される^[1]。

三菱ふそうトラック・バスは2020年に北アメリカでの新車販売から撤退しており、実質的に約3年半ぶりの再参入となる^[3]。

アクティブ・ブレーキ・アシストやアクティブ・サイドガード・アシストなどの先進運転支援システムを標準装備する。また、保証パッケージとしてパワートレイン、シャシー、キャブの保証期間は5年/12万km、バッテリーは5年/20万kmに設定している。

都市部の小売物流・ラストマイル配送・自治体業務に携わる企業を想定顧客として展開する。カリフォルニア州に約80店舗を展開するベロシティー・ビークル・グループが販売やサービスを担当する。

これらの車種は主に三菱ふそう・eキャンターがベースで、神奈川県川崎市中原区の川崎製作所で生産し輸出する。

歴史

2023年 4月27日 - ドイツのダイムラー・トラックがアメリカ向け中型電動トラックのブランド「ライゾン」を立ち上げた。
2023年10月31日 - アメリカで認証を取得したと発表^[1]。

販売車種

e18L
e18M
e16L
e16M

脚注

^ ^a ^b ^c “『eキャンター』がベースのEVトラック、ダイムラーの新ブランドが米国認証を取得…年内納車開始へ”. レスポンス（Response.jp） (2023年11月2日). 2024年5月11日閲覧。
^ “ダイムラートラック、米で新ブランド｢RIZON｣販売”. www.logi-today.com. 2024年5月11日閲覧。
^ “三菱ふそうが「EVトラック」ダイムラーにOEM供給、北米新車販売に再参入の戦略”. gooニュース. 2024年5月11日閲覧。