ラモン・マルガレフ

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はマルガレフ第二姓(母方の姓)はロペスです。
ラモン・マルガレフ
生誕 Ramon Margalef
(1919-05-16) 1919年5月16日
スペインの旗 スペイン王国バルセロナ県バルセロナ
死没 (2004-05-23) 2004年5月23日(85歳没)
スペインの旗 スペインカタルーニャ州バルセロナ県バルセロナ
国籍 スペインの旗 スペイン
出身校 バルセロナ大学
職業 生物学者生態学
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ラモン・マルガレフ・イ・ロペススペイン語: Ramon Margalef i López, 1919年5月16日 - 2004年5月23日)は、スペインバルセロナ出身の生物学者生態学)。マルガレフはスペインでもっとも卓越した科学者である[1][2][3]

経歴

カタルーニャ州政府ゴールドメダルを授かるマルガレフ

1919年5月16日にバルセロナに生まれ、バルセロナ大学自然科学を学んだ。1946年から1951年には応用生物学研究所で、その後は水産業研究所で働き、1966年から1967年には後者の責任者となった。1967年にはスペインで初めての生態学の教員となった。バルセロナ大学に生態学科を創設し、数多くの生態学者、湖沼学者、海洋学者を養成した。マルガレフはバルセロナ大学生態学科の名誉教授である。

1957年にはバルセロナ王立芸術科学アカデミーの会員としての就任講義「生態学の情報理論」を英語に翻訳し、世界中からの注目を集めた。1958年夏にはプエルトリコマヤグエスにあるプエルトリコ大学(英語版)海洋生態学研究所で海洋生態学の教員を務めた。1963年にはThe American Naturaliste(英語版)誌に画期的な論文「On certain unifying principles in ecology」を投稿。シカゴ大学で行った特別講義を基にした1968年の著書『環境理論の視点』と合わせて、理論的生態学をリードする思想家とみなされるようになった。

マルガレフが行った仕事には、生態学研究への情報理論の適用や、集団研究のための数学的モデルの作成などが挙げられる。マルガレフの著書には『自然界』(1962年)、『環境理論の視点』(1968年)、『生態学』(1974年)、『生物圏』(1980年)、『湖沼学』(1983年)、『生態系の理論』(1991年)などが挙げられる。2004年5月23日に死去した。2004年にはラモン・マルガレフ生態学賞(英語版)が設立された。

受賞

  • AGハンツマン賞(英語版)
  • 国際海洋学会(英語版)(SIL) ナウマン・ティエンマンメダル
  • スペイン政府 ラモン・イ・カハル
  • カタルーニャ州政府ゴールドメダル(英語版)

脚注

  1. ^ Ros, J.D. (2004) In memory of Ramon Margalef (1919-2004). International Microbiology 7: 229-232
  2. ^ Armengol, J. (2005) Ramon Margalef (1919-2004): teacher and researcher. Limnetica 25: i-ii Archived 2011年7月13日, at the Wayback Machine.
  3. ^ Herrera, C. M. (2005) Resolution of respect. Ramón Margalef (1919-2004). Bulletin of the Ecological Society of America 86: 8-11

外部リンク

  • Biographical page ICM
  • Biographical page ラモン・マルガレフ賞
  • Espai Margalef バルセロナ大学図書館
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