中井貴裕

曖昧さ回避 詩人の「中井多賀宏」とは別人です。
中井 貴裕
基本情報
ラテン文字 Takahiro NAKAI
原語表記 なかい たかひろ
日本の旗 日本
出生地 愛知県の旗愛知県大府市
生年月日 (1990-10-15) 1990年10月15日(33歳)
身長 175cm
体重 81kg
選手情報
階級 男子81kg級
所属 パーク24
段位 四段
引退 2020年
獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
ワールドマスターズ
2012 アルマトイ 81kg級
2011 バクー 81kg級
グランドスラム
2010 東京 81kg級
2013 東京 81kg級
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中井 貴裕(なかい たかひろ、1990年10月15日 - )は、愛知県大府市[1]出身の日本柔道家。階級は81kg級。身長175cm。血液型はA型。組み手は左組み。段位は四段。得意技は内股大外刈、指導2勝ち[2]流通経済大学卒。現在は吉田秀彦が監督を務めるパーク24に所属している[3]

人物

吉田や谷本歩実を輩出したことで知られる地元大府市の大石道場で6歳から柔道を始めた[2][4]、大成高等学校3年の時にジュニアの体重別で2位に入った。流通経済大学に入学後は講道館杯で2位になり、2010年にはワールドカップウィーンで国際大会初優勝を果たした。続く体重別では、決勝で高松正裕を破って優勝し世界選手権代表に選ばれた。しかし9月の世界選手権では3回戦で敗れた[5]。 続く12月のグランドスラム・東京決勝では高松を破り優勝を果たした[6]

2011年8月には前年に続いて世界選手権に出場するものの4回戦で敗れた[7]。 10月のグランプリ・アブダビでは優勝を飾った[8]

2012年5月には体重別で優勝を果たしてオリンピック代表に選出された[9]

迎えたロンドンオリンピックでは準々決勝でドイツのオーレ・ビショフの腕固めを食らい、参ったを宣告して敗北を喫したが、敗者復活戦ではブラジルのレアンドロ・ギルヘイロと対戦し優勢勝ちで3位決定戦へと回った。だが3位決定戦ではロシアのイワン・ニフォントフの合わせ技一本で敗れ、銅メダルを逃がし5位入賞に終わった[2]

2020年4月には正式に引退を表明した[10]

戦績

(出典[2]、JudoInside.com)。

有力選手との対戦成績

対戦成績
国籍 選手名 内容
大韓民国の旗 金宰範 4敗
ブラジルの旗 レアンドロ・ギルヘイロ 1勝2敗
アゼルバイジャンの旗 エルヌル・ママドリ 1敗
ドイツの旗 オーレ・ビショフ 1勝1敗
アラブ首長国連邦の旗 セルジュ・トマ 1勝

(参考資料:ベースボールマガジン社発行の近代柔道バックナンバー、JudoInside.com等)。

出典

  1. ^ “中井貴裕さん市長表敬訪問”. 大府市 (2010年4月20日). 2017年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月11日閲覧。
  2. ^ a b c d 「柔道全日本強化選手名鑑 2014」近代柔道 ベースボールマガジン社、2014年4月号
  3. ^ 81キロ級代表 中井が吉田秀彦氏門下へ(2012年5月22日、スポニチ)
  4. ^ 中井が初出場V(2010年12月13日、中日スポーツ
  5. ^ 中井3回戦敗退「悔しい」と涙/世界柔道 日刊スポーツ 2010年9月10日
  6. ^ 中井、したたかに勝利=苦い経験生かす-グランドスラム柔道 時事通信 2010年12月12日
  7. ^ ふがいない敗退=世界柔道 時事通信 2011年8月25日
  8. ^ 中井、田知本が優勝=柔道グランプリ 時事通信 2011年10月17日
  9. ^ 中井 一本勝ちでガッツポーズ「気持ちだけで闘った」 スポーツニッポン 2012年5月13日
  10. ^ ロンドン五輪5位の中井貴裕が引退/柔道 サンケイスポーツ 2020年4月9日
[脚注の使い方]

外部リンク