八木橋正雄

八木橋 正雄(やぎはし まさお、1952年1月7日 - )は、日本の言語学者現代ギリシア語方言学・ギリシア語(現代・中世・コイネー・古代)全般の研究者である。

人物・来歴

東京都生れ[1]神奈川県横浜市在住。

キプロスレフコシアで、メネラオス・クリストドゥロウの個人教授(キプロス方言)を受ける[2]

東京写真大学(現東京工芸大学)を卒業[1]

経済産業省(当時「通商産業省」)の特許の審査に関わる業務(工業所有権研究室員等)にたずさわる。特許庁審査官・審判官を歴任[3]

古代ギリシア語、現代ギリシア語の学習書を多く著わす。多くは私家版である[4]

ギリシアの習俗・古代ギリシア遺稿の記録写真および中国の鉄道・習俗のフォトグラファーとして2005年に「八木橋正雄写真展」、2006年に「八木橋正雄写真展:『惜別 中国の蒸気機関車』」[1]、2007年に「個展『古代ギリシア文明の光と影』」[5]、2015年に「八木橋正雄写真展『佳き日の蒸気機関車』」[6]等の個展を開催している。

著作

ほかに多数の自費出版による著作がある。

雑誌寄稿

  • 「ギリシアの方言」『言語』33(7)、大修館書店、2004年
  • 八木橋正雄「現代ギリシャ語キプロス方言のアウトラインについて<研究ノート>」『プロピレア』第4巻、ギリシア語・文学研究会、1992年12月、49-55頁、CRID 1050014791009113472、NAID 120004025704。 
  • 八木橋正雄「アルベルト・トゥンプ『現代ギリシャ民衆口語ハンドブック』、ルイ・ルーセル『現代ギリシャ口語文学記述文法』、ΚΕΜΕ『現代ギリシャ語規範文法』<『プロピレア』創刊十周年記念特集 「ギリシア語を学ぶ」><現代ギリシア語>」『プロピレア』第10巻、日本ギリシア語ギリシア文学会、1998年12月、50-54頁、CRID 1050296265985805568。 
  • 八木橋正雄「現代ギリシャ語キプロス方言のアウトライン(2)<研究ノート>」『プロピレア』第11巻、日本ギリシア語ギリシア文学会、1999年12月、40-46頁、CRID 1050296265985798144、ISSN 09157425、NAID 40004856057。 
  • 八木橋正雄「LES DIALECTS DU GREC MODERNE<ARTICLE> / 現代ギリシア語の諸方言について<論文>」『プロピレア』第16巻、日本ギリシア語ギリシア文学会、2004年12月、1-3頁、CRID 1050577740962540416。 
  • 八木橋正雄「テオクリトスからウエルギリウスへ(牧歌の誕生)<論文>」『プロピレア』第18巻、日本ギリシア語ギリシア文学会、2006年12月、5-15頁、CRID 1050859215939216512、ISSN 09157425、NAID 40018701645。 

評論

  • 原産地名称に関する英国の判決 / 欧州特許制度研究会[編][M.Y.担当]1993年/A.I.P.P.I.

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c “八木橋正雄 写真展”. コダック. 2012年6月3日閲覧。
  2. ^ 八木橋正雄 1992.
  3. ^ 審決取消請求事件の例:“平成 13年 (行ケ) 45号 審決取消請求事件”. 商標判例データベース (2001年6月28日). 2012年6月3日閲覧。
  4. ^ 日本ギリシア語ギリシア文学会「日本語によるギリシア語学習書リスト(入門書、文法書、会話練習帳、辞書、語彙集、対訳読本、注釈書を含む)<『プロピレア』創刊十周年記念特集 「ギリシア語を学ぶ」><現代ギリシア語>」『プロピレア』第10巻、日本ギリシア語ギリシア文学会、1998年12月、55-58頁、CRID 1050859215939440000。 
  5. ^ “写真を楽しむ生活 写真展カレンダー”. デジタルクリエイターズ. 2012年6月3日閲覧。
  6. ^ 2015年3月5日~同年3月11日:HCLフォトギャラリー新宿御苑
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