外沢トンネル

国道148号標識
国道148号標識
外沢トンネル
概要
現況 運用中
所属路線名 国道148号
起点 長野県北安曇郡小谷村大字中土
終点 同上
運用
建設開始 1972年昭和47年)7月
開通 1974年(昭和49年)12月19日
技術情報
全長 1,360 m
道路車線数 2車線(片側1車線)
8 m
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外沢トンネル(とざわトンネル)は、長野県北安曇郡小谷村大字中土を通る、国道148号トンネル外沢隧道とも呼ばれている。

初代のトンネル

初代トンネル、外沢隧道は、1913年(大正2年)に災害復旧のため建設されたルート上のトンネルである[1]

同トンネルを含む区間は糸魚川静岡構造線フォッサマグナ)にほぼ沿った脆弱な地質と急崚な地形のため道路の改良維持管理が非常に困難な上、冬季には豪雪のため交通が途絶していた[2]。このため後述の2代目のトンネルが竣工した後は役割を終えて放棄された。現在は同トンネルを含めた旧道区間は全域に渡って崩落が激しい状態となっている[1]

2代目(供用中)のトンネル

  • 延長 - 1,360 m(開通当時は長野県下のトンネルとしては最長であった)[2]
  • 幅員 - 8 m(うち両側に75cmの歩道を完備)[2]
  • 最大勾配 - 1 %[2]
  • カーブ半径 - 500 m[2]
  • 着工 - 1972年昭和47年)7月[2]
  • 貫通 - 1973年(昭和48年)11月22日[2]
  • 竣工 - 1974年(昭和49年)12月19日[2]
  • 施工者 - 間組、相模組の共同企業体[2]
  • 総工費 - 約15億円[2]

工事当時はフォッサマグナに沿っているゆえに抗口付近の岸錐が厚く難工事となっていた。照明装置は電気節約を計るため、屋外輝度によるトンネルの照明調整装置が使用されていた。さらに、将来の交通量の増大に対処するため、換気設備の追加が出来るような断面にあらかじめ拡大して施工された[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 外沢隧道(国道148号旧道)(廃墟検索地図、2023年2月11日閲覧)
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『館報おたり 第181号』(1974年12月26日、小谷村発行)2頁『延長一,三六〇メートル 県下一の外沢隧道完成』より。
バイパス
自然要衝
主要構造物

外沢トンネル - 小谷大橋 - 国界橋

道の駅
関連項目
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