小河墓地

小河墓地(新疆ウイグル自治区

小河墓地(しょうがぼち)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル族自治州チャルクリク県ロプノール地域の孔雀河下流から南に約60キロメートルのロプノール砂漠に位置する、小河文化遺産の古代墓地である。[1]。 2013年には、中華人民共和国国務院は第7陣全国重点文化財保護単位(古墳、第七批全国重点文物保护单位)に指定。

小河墓地に埋葬されている遺体はインド・ヨーロッパ系人種があり、墓地の一部の所有者が黄色人種でもあった。考古学的発掘調査によると、当時すでに青銅器が使用されていた。また考古学者らは、女性の墓地に埋葬品が豊富であることから、小河社会は母系制であったとしている。[2]

墓地の名前は、南を流れる孔雀河の支流の「小川」(小河)に由来していて、1934年に小河墓地に入ったスウェーデンのスヴェン・ヘディン考古学調査団のフォルケ・ベリイマンにより命名。[3]

写真集

  • インド・ヨーロッパ系女性のミイラ
    インド・ヨーロッパ系女性のミイラ
  • 舟型の棺
    舟型の棺

参照項目

脚注

  1. ^ 小河墓地遺跡の日中共同研究の成果小河文化遺産報告会(総合地球環境学研究所佐藤プロジェクト:加藤早稲子、2010年)
  2. ^ 中国内外の学者、新疆で約9千年前の古代人の遺伝子系譜を発見(AFP BB News、2021年)
  3. ^ タクラマカン砂漠から大量に出土中国最古のミイラ群(人民中国、2017年)

外部リンク

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