幸田奈々

獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
グランドスラム
2019 大阪 63kg級
ユニバーシアード
2019 ナポリ 63kg級

幸田 奈々(こうた なな、1997年9月27日 - )は、鹿児島県出身の日本柔道家。階級は63kg級。身長162cm。組み手は右組み。得意技は大内刈寝技[1]

経歴

柔道は8歳の時に末吉柔道スポーツ少年団で始めた[1]。小学校5年の時に全国小学生学年別柔道大会40kg級、6年の時に45kg級に出場するも、ともに予選リーグで敗れた[1]

末吉中学から鹿児島南高校へ進むと、3年の時にインターハイ63kg級で5位だった[1]国体少年女子の部では2位となった[1]

2016年には帝京科学大学へ進学した[1]。3年の時には学生体重別で決勝まで進むも、山梨学院大学4年の佐藤史織GSに入ってから反則負けを喫して2位だった[2]講道館杯では決勝でJR東日本土井雅子に技ありで敗れて2位だった[3]。4年の時には体重別の初戦でコマツ田代未来に合技で敗れた。ユニバーシアードでは決勝でオランダのヘケ・ファンデンバークを横四方固で破るなど全て一本勝ちして優勝を飾った[4][5]。団体戦では初戦から決勝まで全て勝利してチームの優勝に貢献した[6][7]。11月の講道館杯では準決勝で三井住友海上鍋倉那美に敗れて3位だった[8]グランドスラム・大阪では準決勝で鍋倉那美を9分以上の戦いの末に帯取返で破るも、決勝では土井雅子に横四方固で敗れて2位だった[9]。2020年3月にはグランドスラム・エカテリンブルグに出場予定だったが、新型コロナウイルスの影響により全柔連が選手派遣を取り止めたために出場しなかった[10][11]

2020年4月からは自衛隊体育学校の所属となった[1]。2021年の体重別では準決勝で大石道場鍋倉那美に技ありで敗れた[12]実業個人選手権では2位だった[13]。2022年2月のグランドスラム・テルアビブでは初戦でドイツのナジャ・バジンスキーに内股巻込で敗れた[14]。5月の全日本強化選手選考会では優勝した[15]

戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2020」近代柔道 ベースボールマガジン社、2020年4月号
  2. ^ 全日本学生柔道体重別選手権大会
  3. ^ 平成30年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  4. ^ 柔道の友清・富沢・幸田が金 夏季ユニバ、体操女子団体V 日本経済新聞 2019年7月6日
  5. ^ 柔道女子はそろって金 幸田「優勝したと胸を張って言える」/夏季ユニバ サンケイスポーツ 2019年7月6日
  6. ^ 体操女子の畠田瞳が4冠 柔道団体女子、ラグビーV/夏季ユニバ サンケイスポーツ 2019年7月8日
  7. ^ Judo Documents
  8. ^ 2019年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  9. ^ 柔道グランドスラム大阪2019
  10. ^ GS大会への派遣中止 柔道、新型コロナ拡大で 日本経済新聞 2020年3月5日
  11. ^ List of competitors -63 kg
  12. ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  13. ^ 第51回全日本実業柔道個人選手権大会
  14. ^ Tel Aviv Grand Slam 2022
  15. ^ 山本ら優勝 女子強化選手選考会―柔道 時事通信 2022年5月7日

外部リンク

  • 幸田奈々 - JudoInside.com のプロフィール(英語)