斑岩

斑岩
火成岩
プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学
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斑岩(はんがん、: porphyryポーフィリー)は、斑状組織をしているが、火山岩に比べて石基部分の結晶が大きい火成岩。普通は珪長質のものを指す。岩脈として産することが多い。

斑岩の種類

石英斑岩(quartz porphyry)
流紋岩と同じような鉱物組成であるが、石英(高温石英)の自形結晶(斑晶)が大きく目立つもの。石英の斑晶がほとんど見られないものは珪長岩(felsite、フェルサイト)という。
花崗斑岩(granite porphyry)
石英斑岩よりも石基部分の結晶が大きく、花崗岩に組織が近いもの。長石の斑晶も目立つ。
閃長斑岩(syenite porphyry)
モンゾニ斑岩(monzonite porphyry)
文象斑岩(granophyre、グラノファイアー)
石英アルカリ長石が文象構造を示すようになった斑岩。斑状組織を示さないものは文象花崗岩(graphic granite)という。
  • 石英斑岩(姫川薬石)
    石英斑岩(姫川薬石)
  • 花崗斑岩
    花崗斑岩
  • 文象斑岩(グラノファイアー)
    文象斑岩(グラノファイアー)

参考文献

関連項目

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外部リンク

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