泣いてチンピラ

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泣いてチンピラ
長渕剛シングル
初出アルバム『LICENSE』
B面 「PLEASE AGAIN (with Acoustic Piano)」
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル ポピュラー
ロック
時間
レーベル 東芝EMI/エキスプレス
作詞・作曲 長渕剛
プロデュース 長渕剛
チャート最高順位
長渕剛 シングル 年表
ろくなもんじゃねえ
1987年
泣いてチンピラ
(1987年)
「乾杯」
1988年
LICENSE 収録曲
A面
  • 1.「泣いてチンピラ
  • 2.「PLEASE AGAIN」
  • 3.「パークハウス 701 in 1985」
  • 4.「ろくなもんじゃねえ
  • 5.「He・la-He・la」
B面
  • 6.「SITTING IN THE RAIN」
  • 7.「花菱にて」
  • 8.「LICENSE」
  • 9.「何の矛盾もない」
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泣いてチンピラ」(ないてチンピラ)は、日本シンガーソングライターである長渕剛17枚目のシングル曲。

概要

1987年9月16日東芝EMI/エキスプレスレーベルからリリースされた。作詞・作曲およびプロデュースは長渕、編曲は瀬尾一三および長渕が担当。

貧困な生活と理不尽な世間に対する不満を描いた曲であり、エレクトリック・ギターの音色を全面に出したロックナンバーとなっている。

オリジナル・アルバム『LICENSE』(1987年)からのシングルカット。本作はカップリング曲が2曲収録された特殊仕様の為、A面とB面で回転数が異なる(A面は45回転、B面は33回転である)。更に初めて長渕のオリジナル・カラオケが収録されたシングルとなっている。

それ以降では、ベスト・アルバム『SINGLE COLLECTION』(1988年)、『いつかの少年』(1994年)、『SINGLES Vol.2 (1983〜1988)』(1997年)、『BEST〜風〜』(2002年)に収録されている。

音楽性

東京に上京してきて最初に生活していたアパートの描写があり、ままならない生活と臆病な自分を自嘲気味に表現した曲。アレンジはエレクトリックギターが全面に押し出され、ビートの効いたアップテンポでロック調の曲となっている。歌詞の中に映画『竜二』(1983年)のセリフを引用している。

音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「アコギの歯切れの良いフレーズで始まる軽快なロック・ナンバー。チンピラなりの男らしい生き様を描いた“アニキ節”全開の1曲」と表記されている[1]

批評

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[1]

音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「媚びない程度にキャッチーなサビ・メロディやツイン・ギター・ソロなどが聴きどころ」と評されている[1]

チャート成績

オリコンチャートでは最高位9位、登場回数6回となり、売上枚数は3.9万枚となった。

ライブ・パフォーマンス

本曲でのテレビ出演は、1987年9月9日フジテレビ系音楽番組夜のヒットスタジオDELUXE』(1985年 - 1989年)に出演し演奏された。その後テレビ番組で披露される機会は全くなかったが、2004年2月29日フジテレビ系バラエティ番組堂本兄弟』(2001年 - 2004年)にて久々にテレビ番組にて演奏された[2]。2010年11月20日にはフジテレビ系音楽番組『ミュージックフェア』(1964年 - )に出演し、「絆-KIZUNA-」、「東京青春朝焼物語」、「泣いてチンピラ」、「TRY AGAIN」を演奏した[3]。ヒットした前作「ろくなもんじゃねえ」と、大ヒットを記録した次作「乾杯」の間にリリースされたシングルであり、両曲に比べ一般的な認知度は低い曲だが、ライブでは定番の曲となっており、ライブでの演奏率は2位となっている[4]

シングル収録曲

全作詞・作曲: 長渕剛、全編曲: 瀬尾一三、長渕剛。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.泣いてチンピラ長渕剛長渕剛
2.PLEASE AGAIN (with Acoustic Piano)長渕剛長渕剛
3.ろくなもんじゃねえ(カラオケ)長渕剛長渕剛 

収録作品

スタジオ音源
  • 『LICENSE』(1987年)
  • 『SINGLE COLLECTION』(1988年)
  • いつかの少年』(1994年)
  • 『SINGLES Vol.2 (1983〜1988)』(1997年)
  • BEST〜風〜』(2002年)
ライブ音源
ライブ映像
  • 『LICENSE』(1988年)
  • 『LIVE'97-'98 "ひまわり"』(1998年)
  • 『9.7 in 横浜スタジアム LIVE 2002』(2003年)
  • 『Keep On Fighting LIVE 2003 夏』(2003年)
  • 『SAKURAJIMA』(2004年)
  • 『2007 TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA TOUR "COME ON STAND UP!"』(2008年)
  • 『LIVE at YOYOGI NATIONAL STADIUM ARENA TOUR 2010 - 2011 "TRY AGAIN"』(2011年)
  • 『富士山麓 ALL NIGHT LIVE 2015』(2016年)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c “長渕剛 / シングルスVol.2(1983~1988) [2CD]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2019年1月26日閲覧。
  2. ^ “「DOMOTO BROS. BAND&ゲストのトーク」この HomePage だけのスペシャル編集版!”. 堂本兄弟. フジテレビジョン. 2018年11月25日閲覧。
  3. ^ “SETLIST”. ミュージックフェア. フジテレビジョン (2010年11月20日). 2018年12月15日閲覧。
  4. ^ “長渕剛のライブ定番ソング”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2019年1月26日閲覧。

外部リンク

  • 公式サイトディスコグラフィー「泣いてチンピラ」 - ウェイバックマシン(2012年1月3日アーカイブ分)
  • 公式サイトディスコグラフィー「泣いてチンピラ」
  • "長渕剛* – 泣いてチンピラ" - Discogs (発売一覧)
シングル
長渕剛のシングル
オリジナル
70年代
77年
78年
79年
80年代
80年
81年
82年
  • 9.花いちもんめ
83年
84年
85年
86年
87年
88年
  • 18.乾杯
  • 19.NEVER CHANGE
  • 20.とんぼ
89年
90年代
90年
  • 23.JEEP
91年
  • 24.しゃぼん玉
92年
93年
  • 26.RUN
94年
  • 27.人間
95年
  • 28.友よ
96年
97年
  • 30.ひまわり
98年
99年
00年代
01年
02年
03年
04年
  • 37.金色のライオン
05年
06年
  • 39.太陽の船
09年
10年代
10年
11年
12年
  • 45.ひとつ
13年
  • 46.未来
14年
15年
17年
  • 51.Loser
  • 52.Black Train
18年
20年代
20年
  • 55.Orange
  • 56.しゃくなげ色の空
コラボレート
アルバム
オリジナル
ベスト
セルフカバー
ライブ
トリビュート
出演
テレビドラマ
映画
ラジオ
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