王将一代

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王将一代
The Chess King / The King of Chess
監督 伊藤大輔
脚本 菊島隆三、伊藤大輔
原作 北条秀司(『王将』)
製作 津田勝二
製作総指揮 星野和平
出演者 辰巳柳太郎
音楽 伊福部昭
撮影 平野好美
製作会社 新東宝
公開 日本の旗1955年10月2日
上映時間 116分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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王将一代」(おうしょういちだい)は、1955年10月2日公開の日本映画。製作は新東宝。116分。

概要

北條秀司が1947年に発表した戯曲『王将』の二度目の映画化である。戯曲版で坂田三吉を演じた辰巳柳太郎、入江名人役の島田正吾など、新国劇のキャストが主要な役を演じている。

戯曲『王将』第1部・第2部・第3部の映画化となる。本来、坂田の死去まで描き二部作で製作する予定だったが、撮影していた後編部分が現像に失敗したこともあり[1]、実現せず、一作にまとめたため、原作の第3部の冒頭での、坂田の弟子が事故で死去する場面(原作では機関車の事故、映画では自動車事故)で終わっている。

1952年、伊藤大輔による阪東妻三郎主演による1948年の映画『王将』の続編『王将一代』を松竹で製作する企画があり、部分的に撮影まで行われたが、阪東の病気により製作中止に[2]。その後、日活でも企画されたが、最終的に新東宝の当作品となった[3]

スタッフ

キャスト

  • 辰巳柳太郎 坂田三吉
  • 田中絹代 三吉の妻小春
  • 木暮実千代 長女玉江
  • 香川京子 次女君子
  • 田中春男 坂田の後援者宮田
  • 三島雅夫 後援会長西村
  • 千早隆子 チンドン屋お幸
  • 久松喜世子 長屋の女お近
  • 外崎恵美子 宮田の妻シゲ
  • 清水彰 大番頭米田
  • 波多昇 宿の手代茂木
  • 初瀬乙羽 女将お仲
  • 秋月正夫 蕎麦屋新やん
  • 前田利夫 店員馬込
  • 大町正作 新聞記者白瀬
  • 最上龍二郎 洋服屋高山
  • 宮本曠二郎 棋士安藤
  • 勝木啓郎 応召者勝田
  • 新居博重 若僧梵崇
  • 岡泰正 下駄屋忠七
  • 東大二郎 通信記者浅見
  • 吉田柳児 通信記者丹波
  • 岡田映一 蝙蝠傘直し直松
  • 宮島誠 警防団員三輪
  • 寺津四郎 配給所員布施
  • 河村憲一郎 詰将棋屋圭やん
  • 舟橋元 玉江の亭主毛利
  • 大山克巳 君子の婚約者天野
  • 石山健二郎 金杉子爵
  • 中山昭二 松島五段
  • 沼田曜一 森川八段
  • 島田正吾 入江名人

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『伊藤大輔シナリオ集Ⅱ』(淡交社)P.344
  2. ^ 伊藤大輔『時代劇映画の詩と真実』(キネマ旬報社)P.329
  3. ^ 伊藤大輔の『伊藤大輔シナリオ集Ⅱ』(淡交社)P.344

外部リンク

伊藤大輔監督作品
戦前
1940年代
1950年代
1960年代以降
  • 切られ与三郎(1960)
  • 反逆児(1961)
  • 王将(1962)
  • 徳川家康(1965
  • 幕末(1970)
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