蓮つかさ

れん つかさ
蓮 つかさ
生年月日 10月25日
出身地 日本の旗 日本 宮城県大崎市
身長 171cm
職業 舞台俳優
ジャンル 舞台
活動期間 2011年 -
活動内容 2011年:宝塚歌劇団入団
2012年:月組配属
2023年:宝塚歌劇団退団
備考
宝塚歌劇団卒業生
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蓮 つかさ(れん つかさ、10月25日[1] - )は、元宝塚歌劇団月組の男役スター。

宮城県大崎市[2][3]宮城県古川高等学校出身[2]。身長171cm[1]。愛称は「このちゃん」、「れんこん」[2]

来歴

2009年、宝塚音楽学校入学。

2011年、宝塚歌劇団に97期生として入団[4][3]。入団時の成績は8番[4]。星組公演「ノバ・ボサ・ノバめぐり会いは再び」で初舞台[4]

2012年、組まわりを経て月組に配属[4][5]

2017年の「All for One」で新人公演初主演[6][5]。新人公演最終学年となる入団7年目のラストチャンスでの抜擢となった[6][5]

華やかなルックスと確かな芝居に定評があり、バイプレイヤーとして悪役でも存在感を見せるなど活躍したが、2023年11月19日、「フリューゲル/万華鏡百景色」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[3][7]

人物

幼い頃からクラシックバレエを習い、小学3年から高校時代まで、地元・宮城の市民ミュージカルに参加していた[6][5]

高校2年の時、仙台七夕で演目を披露する際、身長が170cm近くあったため、先生から「男性が足りないから男装して出て」と言われ、男役を初体験[6]。もともとミュージカル好きゆえ、すぐに音楽学校受験を決意するも、1度目の受験は失敗[6]。両親から「中途半端な気持ちでは駄目。宝塚か大学受験どちらかだけで」と覚悟を迫られ、宝塚を選択[6]。2度目の挑戦で合格を果たした[6][5]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台

組まわり

  • 2011年7 - 10月、月組『アルジェの男』『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』

月組時代

  • 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』
  • 2012年10 - 11月、『愛するには短すぎる』 - マイケル・ウェイン『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(全国ツアー)
  • 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - 新人公演:ヴェール(本役:鳳月杏響れおな
  • 2013年5月、『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』(バウホール) - ザンド
  • 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - 新人公演:ドナルド・ドースン(本役:凪七瑠海)『Fantastic Energy!』[7]
  • 2013年11 - 12月、『THE MERRY WIDOW』(ドラマシティ・日本青年館) - ルノー
  • 2013年12月、『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』(天王洲 銀河劇場) - ザンド
  • 2014年1月、『New Wave!-月-』(バウホール)
  • 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』 - 新人公演:ルーカス(本役:美弥るりか)『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 新人公演:花の紳士A(本役:美弥るりか)/蘭の男A(本役:煌月爽矢)/詩人(本役:珠城りょう)/若い僧(本役:龍真咲[5]
  • 2014年7 - 8月、『THE KINGDOM』(日本青年館・ドラマシティ) - ヴィクター
  • 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - 新人公演:ライオネル・ジャスパー(本役:凪七瑠海)『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
  • 2015年1 - 2月、『Bandito(バンディート)-義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』(バウホール・日本青年館) - フランク・マンニーノ
  • 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - 兵士、新人公演:マクシミリアン・ロベスピエール(本役:珠城りょう)[6]
  • 2015年9月、『A-EN(エイエン) ARI VERSION』(バウホール) - コリン・マクファーレン
  • 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - タン、新人公演:クリストフ・モラン(本役:凪七瑠海)『GOLDEN JAZZ』
  • 2016年3 - 4月、『激情』 - 実業家『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー)
  • 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 織田信行、新人公演:覚慶(本役:沙央くらま)『Forever LOVE!!』[6]
  • 2016年10月、『FALSTAFF』(バウホール) - マキューシオ
  • 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - ベルボーイ、新人公演:ラファエラ・オッタニオ(本役:暁千星朝美絢)『カルーセル輪舞曲(ロンド)』[6]
  • 2017年4 - 5月、『瑠璃色の刻(とき)』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター) - ジェローム=ペチヨン・ド・ヴィルヌーヴ
  • 2017年7 - 10月、『All for One』 - パスカル、新人公演:ダルタニアン(本役:珠城りょう) 新人公演初主演[6][5][7]
  • 2017年11 - 12月、『鳳凰伝』 - ゼリム『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)
  • 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - バーバリアン『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』
  • 2018年6 - 7月、『雨に唄えば』(TBS赤坂ACTシアター) - ロスコー・デクスター
  • 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - エルマー・バチャニー[注釈 1]/シュテファン・カロリィ[注釈 2][7]
  • 2019年1月、『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』(東京国際フォーラム) - クレア・デ・ルーン[7]
  • 2019年3 - 6月、『夢現無双』 - 植田良平『クルンテープ 天使の都
  • 2019年7 - 8月、『チェ・ゲバラ』(日本青年館・ドラマシティ) - ミゲル
  • 2019年10 - 12月、『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』 - ゲルト
  • 2020年2月、『赤と黒』(御園座) - クロワズノワ侯爵
  • 2020年9 - 2021年1月、『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』 - イヴ
  • 2021年2月、『ダル・レークの恋』(TBS赤坂ACTシアター) - ハリラム・カプール/酒場の亭主[7]
  • 2021年3月、『ダル・レークの恋』(ドラマシティ) - ハリラム・カプール/酒場の亭主/金の男
  • 2021年5 - 8月、『桜嵐記(おうらんき)』 - 高師泰『Dream Chaser』
  • 2021年10 - 11月、『川霧の橋』 - 杉太郎『Dream Chaser-新たな夢へ-』(博多座
  • 2022年1 - 3月、『今夜、ロマンス劇場で』 - 狸吉『FULL SWING!』[注釈 3]
  • 2022年5月、『ブエノスアイレスの風』(日本青年館・ドラマシティ) - 武器商人
  • 2022年7 - 10月、『グレート・ギャツビー』 - スレイグル[2]
  • 2022年11 - 12月、『ELPIDIO(エルピディイオ)』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - アロンソ[2][3][7]
  • 2023年2 - 4月、『応天の門』 - 國道『Deep Sea-海神たちのカルナバル-』
  • 2023年6月、『DEATH TAKES A HOLIDAY』(東急シアターオーブ) - コラード・ダニエッリ
  • 2023年8 - 11月、『フリューゲル-君がくれた翼-』 - ニコラ・シューバルト『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)退団公演[3][7]

出演イベント

  • 2016年11月、凪七瑠海ディナーショー『Evolution!』[8]
  • 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』

宝塚歌劇団退団後の主な活動

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 暁千星と役替わり。
  2. ^ 風間柚乃と役替わり。
  3. ^ 怪我のため1/16〜宝塚千秋楽は休演。代役は大楠てらと朝陽つばさが務めた。

出典

  1. ^ a b 『宝塚おとめ 2023年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、48頁。ISBN 978-4-86649-223-0。
  2. ^ a b c d e <華宝塚>品性、品格を大事に 蓮つかさ(月組) 東京新聞。
  3. ^ a b c d e 美貌のバイプレイヤー、月組・蓮つかさが11月で宝塚歌劇を退団 スポーツ報知。
  4. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 123.
  5. ^ a b c d e f g “初主演に「頭ぐちゃぐちゃ」も経験値武器/蓮つかさ”. 日刊スポーツ. (2017年7月20日). https://www.nikkansports.com/entertainment/column/takarazuka/news/1854752.html 2020年2月12日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k “蓮つかさ「本当の男性ではないからこそ、作り上げられる魅力がある」月組新人公演で初主演”. 産経WEST. (2017年7月27日). https://www.sankei.com/article/20170727-L7GQJRWAGVNGZGKJ7XAMDKPM3Y/ 2020年2月12日閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g h Memories of 蓮つかさ タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  8. ^ 凪七瑠海ディナーショー「Evolution!」('16年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。

参考文献

外部リンク