順暁

順暁
尊称 鎮国大徳阿闍梨、内供奉
生地 京兆雲陽(陝西省涇陽県
寺院 泰山霊厳寺、龍興寺
義林、一行不空
弟子 最澄
著作 『悟空入竺記』
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順暁(じゅんぎょう、生没年不詳)は、中国代の密教

略歴

善無畏の弟子義林に師事し、泰山霊厳寺に住した。その後鎮国大徳阿闍梨・内供奉に任じられ、現在の浙江省にあった龍興寺に移った。この間、一行不空からも密教を学んだという。805年鏡湖東方の峰山道場で日本天台宗の祖最澄灌頂を授けている。そのときの付法書が「叡山大師伝」「顕戒論縁起」に載せられている。

なお、この当時の中国における真言密教は、恵果が主系であったとされ、その第一の後継者が空海である。そのため最澄は自身が順暁より受けた密教の灌頂は傍系であることを知ると、空海に礼を尽して弟子入りして灌頂を受けたことは有名な逸話である。

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時代・地域
曼荼羅
日本の主な宗派

(※は真言宗各山会
加入団体)
東密
古義真言宗系
東密
新義真言宗系
真言律
台密
信仰対象
思想・基本教義
仏典

大日経』・『金剛頂経』・『蘇悉地経』・『理趣経

関連人物
ウィキポータル 仏教