魚籃坂

魚籃坂(魚籃坂下より)2006年7月撮影
魚籃坂(魚籃坂上=伊皿子交差点より)

魚籃坂(ぎょらんざか)は、東京都港区三田四丁目と高輪一丁目の境に存在するである。なお、魚籃坂の「籃」は「くさかんむり」ではなく「たけかんむり」である。また「魚籃(ぎょらん)」とは魚を入れる籠すなわち「魚籠(びく)」のことである。「魚らん坂」とも表記される。

地形

魚籃坂下交差点から登り、頂上から伊皿子坂に至る(すなわち麻布側からの登りが魚籃坂、頂上から海側に降りる坂が伊皿子坂である)。

魚籃坂下交差点付近には図書印刷本社、ケビン山崎が運営するジム「トータルワークアウト」1号店、および2005年11月までほぼ日刊イトイ新聞事務所が入居していた「明るいビル」(三田和順会館)などがあった(現在は進学塾SAPIXが入居)。

名称の由来

坂の中腹に魚籃寺が存在することから付けられた。

関連項目

  • 魚籃坂にて:牧野信一による随筆。当時は郊外であった当地が描かれている。[1]
  • 病院坂の首縊りの家横溝正史の執筆した長編推理小説。舞台がこの近辺に設定されている。(作品中では魚籃坂下から大丸ピーコック高輪魚籃坂店の裏に上る坂が「病院坂」とされている。)
  • 「魚籃坂横断」:カーネーションのアルバム『SUPER ZOO!』に収録されている楽曲。
  • 白金高輪駅:魚籃坂の最寄駅。南北線開業前は「清正公前」という仮称で表記されていたが、「魚籃坂」「魚籃坂下」「白金1丁目」などの候補もあり、最終的に駅がまたがる2地区の住所表示を取り入れた現在の駅名が採用された。

脚注

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  1. ^ 青空文庫「魚籃坂にて」

座標: 北緯35度38分32秒 東経139度44分13秒 / 北緯35.64222度 東経139.73694度 / 35.64222; 139.73694

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