SOCIETY OF THE CITIZENS

ソサエティ・オブ・ザ・シチズンズ
SOCIETY OF THE CITIZENS
初回開催 2006年7月2日
最終開催 2008年8月23日 - 8月24日
会場 日比谷野外音楽堂2006年
JCB HALL2008年
主催 SOGO
協賛 EMIミュージック・ジャパン
企画制作 黒猫堂
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SOCIETY OF THE CITIZENS(ソサエティ オブ ザ シチズンズ)は、日本ロックバンド東京事変が主催したライブイベント[1]

概要

シンガー・ソングライター椎名林檎を要するバンド・東京事変により企画・実現された音楽イベント。タイトルは直訳すると「市民社会」という意味。

第1回公演となるvol.1は2006年に日比谷野外音楽堂で、第2回公演のvol.2は2008年にJCB HALLで開催された[2]

イベントには主催する東京事変ゆかりのバンドが参加。出演バンドのメンバーが互いのステージで客演し合ったり、ステージ転換の時間を利用して参加アーティストによるこのライブだけのスペシャルセッションを披露したりするなど、型にとらわれない音楽の追究やバンド間の交流が行われた[1][3][4]

各イベントの模様はCSで放送された[注 1]。全編の映像作品化はされていないものの、東京事変の演奏についてはライブ・アルバム『東京コレクション』にvol.2から「ミラーボール」が、また映像作品「珍プレー好プレー」には同じくvol.2で披露された「BB.QUEEN」と「ミラーボール」がダイジェストとして収録されている[5]

SOCIETY OF THE CITIZENS vol.1

2006年7月2日に第1回公演となるイベントが日比谷野外音楽堂にて開催された。参加バンドは主催の東京事変、ZAZEN BOYSSOIL&"PIMP"SESSIONSの3バンド[6]。イベントの1番手に登場した東京事変は、ドラム刄田綴色が右腕を骨折していたため、aiko竹内まりやORIGINAL LOVE車谷浩司などのサポートで知られる佐野康夫が代役を務めた[4]

東京事変のステージでは「ミラーボール」と「サービス」でSOIL&"PIMP"SESSIONSからトランペット奏者のタブ・ゾンビとサックス奏者の元晴が、SOIL&"PIMP"SESSIONSのステージでは「SCOOP OUT」で東京事変からギターの浮雲が登場、ZAZENBOYSのアンコールでは東京事変のボーカル椎名林檎が「CRAZY DAYS CRAZYFEELING」「KIMOCHI」の2曲でR&Bマナーのボーカルを披露した[4]。また椎名と浮雲の2人に同じく東京事変の鍵盤奏者伊澤一葉鍵盤ハーモニカを手に加わり、3人で椎名のソロ曲「映日紅の花」をアコースティックアレンジで披露する一幕もあった[4]

このイベントの模様はCSデジタル放送スペースシャワーTVで一部放送された。

出演者

開催日 会場 出演者
2006年7月2日 日比谷野外音楽堂

セットリスト

東京事変
  1. 御祭騒ぎ
  2. 少女ロボットともさかりえのカバー)
  3. 歌舞伎
  4. ゴング(ペトロールズのカバー)
  5. ミラーボール
  6. サービス
  7. 喧嘩上等
  8. 秘密
SOIL&"PIMP"SESSIONS
  1. FULLER LOVE
  2. 閃く刃
  3. SCOOP OUT
  4. SAHARA
  5. 殺戮のテーマ
浮雲×伊澤一葉×椎名林檎
  1. 映日紅の花
ZAZEN BOYS
  1. Suger Man
  2. 秘密
  3. セカラシカ
  4. Clod Beat
  5. Friday Night
  6. RIFF MAN
ZAZEN BOYS×椎名林檎×タブゾンビ
  1. crazy days crazy feeling
  2. KIMOCHI

SOCIETY OF THE CITIZENS vol.2

2年振りとなる第2回公演は2008年8月23日24日の2日間に規模を拡大し、それぞれの日にゲストを迎えるという構成で新会場となるJCB HALL(現在のTOKYO DOME CITY HALL)にて開催された[2][3]。参加アーティストは、前回に引き続き出演した主催の東京事変、ZAZEN BOYS、SOIL&"PIMP"SESSIONSの3バンドのほか、新たにScoobie Doエレファントカシマシが参加した。エレファントカシマシはサポートに元東京事変のギタリストヒラマミキオプロデューサー/キーボーディスト蔦谷好位置を迎えた編成[2]。前回は一番手で登場した東京事変が両日とも大トリを務め、怪我で出演できなかったドラムの刄田も今回は初参加を果たした。

SOIL&"PIMP"SESSIONSのステージでは椎名林檎が登場し、配信シングルで共演した「カリソメ乙女 DEATH JAZZ Ver.」を披露した[3]。ステージ転換の時間を利用して、東京事変のボーカル椎名林檎、SCOOBIE DOのボーカル・コヤマシュウ、SOIL&"PIMP"SESSIONSのキーボーディスト・丈青の3人でエレファントカシマシの「悲しみの果て」のカバーを演奏した[3]

このイベントの模様は、BSデジタル放送ではBSフジ、CSデジタル放送ではフジテレビ721(現在のフジテレビTWO)とフジテレビCSHD(現在のフジテレビNEXT)で放送された。

出演者

開催日 会場 出演者
2008年8月23日 JCB HALL
2008年8月24日
  • 東京事変
  • ZAZEN BOYS
  • SOIL&"PIMP"SESSIONS
  • Scoobie Do
  • コヤマシュウ×椎名林檎×丈青

セットリスト

8/23'

Scoobie Do
  1. トラウマティック・ガール
  2. Back On
  3. PLUS ONE MORE
  4. Private Lover
  5. 真夜中のダンスホール
  6. What's Goin'On
  7. Fank-a-lismo!
向井秀徳×椎名林檎
  1. KIMOCHI
エレファントカシマシ
  1. 今はここが真ん中さ!
  2. さよならパーティー
  3. 悲しみの果て
  4. 笑顔の未来へ
  5. 風に吹かれて
  6. 珍奇男
  7. ゴクロウサン
  8. so many people
  9. FRYER
  10. 新しい季節へキミと
  11. 俺たちの明日
東京事変
  1. 某都民
  2. BB.QUEEN
  3. ランプ
  4. ミラーボール
  5. 歌舞伎
  6. OSCA
  7. キラーチューン
  8. 黒猫道
  9. 閃光少女
    〜アンコール〜
  10. 丸ノ内サディスティック

8/24'

SOIL&"PIMP"SESSIONS
  1. MEMAI
  2. SUMMER GODDESS
  3. カリソメ乙女
  4. マクロケ
  5. マシロケ
  6. 閃く刃
  7. STORM
  8. fantastic planet
  9. SATSURAKUニューウェーブ
コヤマシュウ×椎名林檎×丈青
  1. 悲しみの果て(エレファントカシマシのカバー)
ZAZEN BOYS
  1. RIFF MAN
  2. Himitsu Girl's Top Secret
  3. Honnoji
  4. DARUMA
  5. Asobi
  6. I Don't Wanna Be With You
  7. KIMOCHI
  8. Cold Beat
Scoobie Do
  1. Private Lover
  2. ROPPONGI
    ※アコースティック・セットで参加。
東京事変
  1. 某都民
  2. BB.QUEEN
  3. ランプ
  4. ミラーボール
  5. 歌舞伎
  6. OSCA
  7. キラーチューン
  8. 黒猫道
  9. 閃光少女
    〜アンコール〜
  10. 丸ノ内サディスティック

脚注

注釈

  1. ^ vol.1は1部のみの放送。

出典

  1. ^ a b “東京事変、不思議なライヴDVD!? リリース決定”. BARKS (2006年7月6日). 2019年2月19日閲覧。
  2. ^ a b c “東京事変、<SOCIETY OF THE CITIZENS vol.2>1日目レポート”. BARKS (2008年9月9日). 2019年2月19日閲覧。
  3. ^ a b c d “東京事変、<SOCIETY OF THE CITIZENS vol.2>2日目レポート”. BARKS (2008年9月9日). 2019年2月19日閲覧。
  4. ^ a b c d “東京事変 ライブレポート”. ホットエキスプレス. 株式会社プランテック (2006年7月2日). 2019年2月19日閲覧。
  5. ^ “東京事変ライブ変遷凝縮「珍プレー好プレー」内容明らかに”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2012年7月23日). 2019年2月19日閲覧。
  6. ^ “◆東京事変、ZAZEN BOYS、SOIL &“PIMP”SESSIONS 日比谷野音で夢の共演!!”. ホットエキスプレス. 株式会社プランテック (2006年4月13日). 2019年2月19日閲覧。
椎名林檎ボーカル - 浮雲(ギター - 伊澤一葉(キーボード) - 亀田誠治ベース - 刄田綴色ドラムス
旧メンバー:晝海幹音(ギター) - H是都M(キーボード)
スタジオ・アルバム
  1. 教育
  2. 大人
  3. 娯楽
  4. スポーツ
  5. 大発見
  6. 音楽
EP
  1. color bars
  2. ニュース
その他アルバム
コンピレーション・アルバム
  1. 深夜枠
  2. 総合
ライブ・アルバム
  1. 東京コレクション
ボックス・セット
ミュージック・ビデオ
ライブ・ビデオ
  1. Dynamite in
  2. Dynamite out
  3. Just can't help it.
  4. Spa & Treatment
  5. ウルトラC
  6. Discovery
  7. Bon Voyage
  8. 珍プレー好プレー
  9. 2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ
コンサート・ツアー
シングル
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その他楽曲
関連項目
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