サンティアゴ・カシーヤ

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  • サンティアゴ・キャイシーヤ
  • サンティアゴ・カシージャ
サンティアゴ・カシーヤ
Santiago Casilla
サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2010年8月29日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サン・クリストバル州サン・クリストバル
生年月日 (1980-07-25) 1980年7月25日(43歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2000年 アマチュアFA
初出場 2004年8月9日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
WBC 2013年2017年
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

獲得メダル
男子 野球
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
ワールド・ベースボール・クラシック
2013 野球

サンティアゴ・カシーヤSantiago Casilla, 1980年7月25日 - )は、ドミニカ共和国サン・クリストバル州サン・クリストバル出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。愛称はウィリー[1]

ハイロ・ガルシア/Jairo Garcia」という別名も持っている[2]

経歴

プロ入りとアスレチックス時代

2000年オークランド・アスレチックスと契約してプロ入り。

2004年8月9日のミネソタ・ツインズ戦でメジャーデビューを果たした。

2009年のシーズン終了後にノンテンダーFAとなった。

ジャイアンツ時代

2010年1月21日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。この年は5月21日にメジャーへ昇格すると、防御率1点台の活躍でワールドシリーズ制覇の一員となった。

2011年はブライアン・ウィルソンの離脱時にクローザーを務めることがあった。

2012年はウィルソンがトミー・ジョン手術で不在となり、自己最多の25セーブを記録した。ただし、後半戦はセルジオ・ロモハビアー・ロペスにクローザーの座を奪われた。シーズン終了後にFAになったが、12月17日に3年総額1500万ドル[3]でジャイアンツと再契約した[4]

2013年開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ドミニカ共和国代表に選出された[5]。同大会でドミニカ共和国は優勝したことにより、史上初のワールドシリーズを経験した年の後にWBCで優勝を果たした選手となった[6]

2014年7月からクローザーとなり、19セーブを挙げた。防御率は3年ぶり3度目となる1点台でクローザーとして定着した。ポストシーズンでは、登板した9試合すべてで無失点に抑え、4セーブを挙げてワールドシリーズ制覇に貢献した。

2016年4月25日のサンディエゴ・パドレス戦で通算100セーブを達成。7月16日のパドレス戦、投球動作中にバランスを崩してしまい、史上21人目となるサヨナラボークを記録した[7]。オフの11月3日にFAとなった[8]

アスレチックス復帰

2017年1月20日に古巣アスレチックスと2年総額1100万ドルで契約を結んだ[9]。開幕前の2月8日に第4回WBCドミニカ共和国代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[10]

2018年7月15日にDFAとなり[11]、19日に自由契約となった[8]

ロッキーズ傘下時代

2018年7月26日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。11月3日にFAとなる。

投球スタイル

2016年では、オーバースローから、平均94mph(約151km/h)の二種類の速球ツーシームフォーシーム)、決め球である平均81mph(約130km/h)のナックルカーブと、平均89mph(約143km/h)のカッターに近いスライダーの上記4球種を主に使用し、その他に平均87mph(140km/h)チェンジアップも使用する[12]
速球の球速は、2010年では最速99.7mph(約160km/h)・平均96.6mph(約155km/h)を記録している。カーブは2007年から使わなくなったが、2010年から再び使用するようになった。また、ツーシームは2009年以降取り入れた。チェンジアップの使用率は低く、2010年以降は全く使っていないシーズンもある[12]
2013年以前は与四球率が概ね4前後であったが、2014年以降は概ね3前後となっている。また、2014年までは、GB%が上昇し、奪三振率が低下する傾向が続いていたが、2015年以降は奪三振率が10前後に上昇し、GB%が47%程度に低下した。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2004 OAK 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 32 5.2 5 3 9 0 1 5 0 0 8 8 12.71 2.47
2005 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 12 3.0 2 0 1 0 0 1 1 0 1 1 3.00 1.00
2006 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 10 2.1 2 0 2 0 0 2 0 0 3 3 11.57 1.71
2007 46 0 0 0 0 3 1 2 12 .750 219 50.2 43 6 23 6 1 52 5 0 25 25 4.44 1.30
2008 51 0 0 0 0 2 1 2 7 .667 229 50.1 60 5 20 2 3 43 6 0 22 22 3.93 1.59
2009 46 0 0 0 0 1 2 0 5 .333 233 48.1 61 6 25 3 3 35 5 0 36 32 5.96 1.78
2010 SF 52 0 0 0 0 7 2 2 11 .778 225 55.1 40 2 26 4 4 56 10 0 14 12 1.95 1.19
2011 49 0 0 0 0 2 2 6 6 .500 211 51.2 33 1 25 1 2 45 5 0 11 10 1.74 1.12
2012 73 0 0 0 0 7 6 25 12 .538 272 63.1 55 8 22 4 2 55 1 0 24 20 2.84 1.22
2013 57 0 0 0 0 7 2 2 22 .778 208 50.0 39 2 25 6 2 38 8 0 14 12 2.16 1.28
2014 54 0 0 0 0 3 3 19 10 .500 218 58.1 35 3 15 2 3 45 3 1 13 11 1.70 0.86
2015 67 0 0 0 0 4 2 38 0 .667 244 58.0 51 6 23 2 2 62 1 0 19 18 2.79 1.28
2016 62 0 0 0 0 2 5 31 3 .285 241 58.0 50 8 19 2 5 65 4 2 23 23 3.57 1.19
2017 OAK 63 0 0 0 0 4 5 16 4 .444 259 59.0 58 8 22 1 6 57 3 0 29 28 4.27 1.36
2018 26 0 0 0 0 0 0 1 1 ---- 132 31.1 18 0 20 0 4 22 4 0 11 11 3.16 1.21
MLB:15年 655 0 0 0 0 42 31 144 93 .575 2745 645.1 552 58 277 33 38 583 56 3 253 236 3.29 1.29

年度別守備成績



投手(P)












2004 OAK 4 1 2 0 0 1.000
2005 3 0 0 0 0 ----
2006 2 0 1 1 0 .500
2007 46 1 1 0 0 1.000
2008 51 7 3 0 1 1.000
2009 46 2 5 1 1 .875
2010 SF 52 0 12 1 0 .923
2011 49 0 6 0 0 1.000
2012 73 1 7 2 1 .800
2013 57 1 8 0 2 1.000
2014 54 3 9 1 2 .923
2015 67 2 8 0 1 1.000
2016 62 3 5 0 0 1.000
2017 OAK 63 4 5 1 2 .900
2018 26 3 4 0 2 1.000
MLB 655 28 76 7 12 .937

背番号

  • 46(2004年 - 2006年、2010年 - 2018年)
  • 44(2007年 - 2009年)

代表歴

脚注

  1. ^ Explaining A's Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  2. ^ “Baseball Player Name Notes”. Baseball Reference.com. 2017年1月26日閲覧。
  3. ^ 2016年の違約金100万ドルを含む。2015年に55試合以上登板で2016年は650万ドルで自動更新
  4. ^ SF Giants sign reliever Santiago Casilla to a three-year deal SFGate.com
  5. ^ 2013 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月7日閲覧 [リンク切れ]
  6. ^ ワールドシリーズに続いてWBCでも優勝。過去に経験した選手はいる!? 今年はカブスの2人が候補 (2017年2月14日) 2017年3月16日閲覧
  7. ^ “Giants pitcher Santiago Casilla stumbles to record 21st walk-off balk in MLB history” (英語). デイリーニューズ (ニューヨーク) (2016年7月18日). 2016年12月25日閲覧。
  8. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年7月21日閲覧。
  9. ^ Jane Lee (2017年1月20日). “A's bring reliever Casilla back across the Bay”. 2017年1月21日閲覧。
  10. ^ DR aims to defend title as WBC '17 roster set MLB.com (英語) (2017年2月15日) 2017年3月4日閲覧
  11. ^ Jane Lee (2018年7月15日). “Casilla DFA'd after 15 years in Bay Area” (英語). MLB.com. 2018年7月21日閲覧。
  12. ^ a b “Santiago Casilla Pitch Type” (英語). FanGraphs Baseball. 2017年2月7日閲覧。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、サンティアゴ・カシーヤに関連するメディアがあります。

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Santiago Casilla stats MiLB.com (英語)
 
サンフランシスコ・ジャイアンツ ワールドシリーズ(3回)
サンフランシスコ・ジャイアンツ 2010年のワールドシリーズ ロースター
   

監督
15 ブルース・ボウチー

コーチ
01 ティム・フラネリー(三塁)
19 デイブ・リゲッティ(投手)
23 ロン・ウォタス(ベンチ)
26 マーク・ガードナー(ブルペン)
31 ヘンスリー・ミューレンス(打撃)
39 ロベルト・ケリー(一塁)

サンフランシスコ・ジャイアンツ 2012年のワールドシリーズ ロースター
   

監督
15 ブルース・ボウチー

コーチ
01 ティム・フラネリー(三塁)
23 ロン・ウォタス(ベンチ)
26 マーク・ガードナー(ブルペン)
31 ヘンスリー・ミューレンス(打撃)
33 デイブ・リゲッティ(投手)
39 ロベルト・ケリー(一塁)

サンフランシスコ・ジャイアンツ 2014年のワールドシリーズ ロースター
   

監督
15 ブルース・ボウチー

コーチ
01 ティム・フラネリー(三塁)
05 ジョー・ラフィーバー(打撃補佐)
23 ロン・ウォタス(ベンチ)
26 マーク・ガードナー(ブルペン)
31 ヘンスリー・ミューレンス(打撃)
33 デイブ・リゲッティ(投手)
39 ロベルト・ケリー(一塁)

 
ドミニカ共和国の旗 野球ドミニカ共和国代表
ドミニカ共和国の旗 野球ドミニカ共和国代表 - 2013 ワールド・ベースボール・クラシック 1 1位 優勝
監督
コーチ
投手
捕手
内野手
外野手
ドミニカ共和国の旗 野球ドミニカ共和国代表 - 2017 ワールド・ベースボール・クラシック
監督
コーチ
投手
捕手
内野手
外野手
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