ラスティ・ネイル

曖昧さ回避 この項目では、カクテルについて説明しています。
ラスティ・ネイル
基本情報
種別 ロングドリンク[1][2]
作成技法 ビルド[2]
赤茶色透明
グラス   ロックグラス
アルコール度数
度数
37度[1] - 41度[3]
国際バーテンダー協会のレシピ
ベース スコッチ・ウイスキー
装飾材料 レモンゼスト
材料
スコッチ・ウイスキー …… 45ml
ドランブイ …… 25ml
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ラスティ・ネイル: Rusty Nail: Rusty Nail cocktail)とは、スコッチ・ウイスキードランブイを使ったカクテルである。日本語ではラスティ・ネールと表記することもある[2][4]

由来

色合いが錆びた(rustynail)のように赤茶色なため、という説と、イギリスの俗語で「古めかしい物」という意味から来ているという説の2通りがあるが、誕生したのはそれほど古くはなく、第二次世界大戦後に考案されたカクテルである[2][5]。1950年代にニューヨーク21クラブで誕生したという説もある[6]

アーサー・ヘイリーのベストセラー小説『ホテル(英語版)』にラスティ・ネイルが登場している[4]

レシピの例

国際バーテンダー協会のレシピを以下に記す[7]

材料
作り方
  1. オールド・ファッションド・グラスロックグラス)に材料を入れる。
  2. グラスを氷で満たし、ゆっくり混ぜる。
  3. レモンのゼストを飾る。

バリエーション

ミスティ・ネイル[8]
スコッチ・ウイスキーをアイリッシュ・ウイスキーに、ドランブイをアイリッシュ・ミストに変える。
セント・アンドリュース[6]
ラスティ・ネイルにオレンジジュースを加える。
スコッチ・キルト[6]
ラスティ・ネイルにオレンジ・ビターズを加え、カクテルグラスに注ぐ。
ホット・ラスティ・ネイル[6]
ラスティ・ネイルにお湯を加えて、ホットカクテルにする。好みでシナモンスティックを飾る。

出典

  1. ^ a b 桑名伸佐監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年、239頁。ISBN 978-4-537-20423-0。 
  2. ^ a b c d “ラスティー・ネール”. サントリー. 2019年2月27日閲覧。
  3. ^ 稲保幸『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年、123頁。ISBN 4-278-03752-X。 
  4. ^ a b 福西英三『カクテル入門』保育社、1982年、17-19頁。ISBN 9784586505630。 
  5. ^ 『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、69頁。ISBN 9784072743935。 
  6. ^ a b c d 達磨 信. “第6回 スコットランドの陰翳 ドランブイ オンドリのしっぽ”. サントリー. 2022年9月27日閲覧。
  7. ^ “Rusty Nail”. 国際バーテンダー協会. 2022年9月27日閲覧。
  8. ^ 『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、108頁。ISBN 9784839946234。 

外部リンク

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忘れられないもの
The Unforgettables
現代の古典
Contemporary Classics
新時代の飲み物
New Era Drinks
  • トリニダード・サワー(英語版)
  • バラクーダ (カクテル)(英語版)
  • ビーズ・ニーズ
  • ブランブル (カクテル)(英語版)
  • カンチャンチャラ
  • ダーク・アンド・ストーミー(英語版)
  • エスプレッソ・マティーニ
  • フェルナンディート(英語版)
  • フレンチ・マティーニ
  • イリーガル (カクテル)(英語版)
  • レモン・ドロップ・マティーニ
  • ネイキッド・アンド・フェイマス (カクテル)(英語版)
  • ニューヨーク・サワー(英語版)
  • オールドキューバン(英語版)
  • パロマ (カクテル)(英語版)
  • ペーパー・プレーン(英語版)
  • ペニシリン
  • ルシアン・スプリング・パンチ(英語版)
  • サウスサイド
  • スパイシー・フィフティ
  • スプリッツ
  • サファリング・バスタード(英語版)
  • ティペラリー (カクテル)(英語版)
  • トミーズ・マルガリータ(英語版)
  • Ve.n.to(英語版)
  • イエロー・バード (カクテル)(英語版)
参照
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