ラスト・ワード

ラスト・ワード
基本情報
作成技法 シェイク
グラス   カクテル・グラス
国際バーテンダー協会のレシピ
ベース ジン
材料
ジン …… 22.5ml
シャルトリューズヴェール …… 22.5ml
マラスキーノ …… 22.5ml
ライムジュース …… 22.5ml
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ラスト・ワード: Last Word)はジンとシャルトリューズヴェール(グリーン)を用いたカクテル[1]

概要

Last Word」は「最後の乾杯」の意味[2]

デトロイト・アスレチック・クラブ(英語版)で誕生したカクテルであるが、当時のアメリカ合衆国禁酒法時代の真っ只中ということもあり、考案者の名前は伏せられている[1]。その後、このカクテルは歴史の中に埋もれて忘れられていた。新たな創作カクテルのムーブメントが起きていた2004年になってシアトルの「ジグザグ・カフェ(: the Zig Zag Café)」のバーテンダーマレー・ステンソン(: Murray Stenson)が1951年刊行のカクテルブック『ボトムズ・アップ!(: Bottoms Up!)』に記載されているレシピを再発見し、復刻させた[1][3]

上記のように禁酒法時代に考案されたと考えられていたが、デトロイト・アスレチック・クラブの歴史に詳しいKen Voylesによる2009年の調査によって禁酒法以前である1917年にクラブで発行された会員向け雑誌に記載されているディナーメニューにラスト・ワードが掲載されていることが発見された[3]

レシピの例

国際バーテンダー協会によるレシピの例を以下に記す[4]

材料
作り方
  1. 材料をシェイクする。
  2. カクテルグラスに注ぐ。

出典

  1. ^ a b c 『カクテルをたしなむ人のレッスン&400レシピ』日本文芸社、2021年、231頁。ISBN 978-4537218695。 
  2. ^ 『POPEYE(ポパイ) 2022年 9月号 [シティボーイ、はじめて1人でバーに行く。]』マガジンハウス、2022年、51頁。 
  3. ^ a b Tammy Coxen; Lester Graham (2019) (英語). Cheers to Michigan: A Celebration of Cocktail Culture and Craft Distillers. University of Michigan Press. p. 2. ISBN 978-0472037520 
  4. ^ “Last word” (英語). 国際バーテンダー協会. 2022年9月23日閲覧。

外部リンク

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  • ティペラリー (カクテル)(英語版)
  • トミーズ・マルガリータ(英語版)
  • Ve.n.to(英語版)
  • イエロー・バード (カクテル)(英語版)
参照
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