ダグ

曖昧さ回避 この項目では、北欧神話に登場する昼を司るについて説明しています。その他の用法については「ダグ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
19世紀にペーテル・ニコライ・アルボによって描かれた絵。馬に乗ったダグ。

ダグ(Dagr)とは、北欧神話で「」を意味する神。

スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』10章で、次のように説明されている。

オーディンヨトゥンヘイムに住むナルヴィという男の娘であるノートと、彼女の息子のダグを呼び、それぞれに馬車を与え世界を周り続けるように命じた。こうして昼とができあがった。

スキンファクシ(「光のたてがみ」の意)というが引く馬車に乗り、12時間ごとに大地の上を通るようにを駆けるという。スキンファクシのたてがみが発するが、地上を照らす。

ノートの3番目の夫にしてアース神族デリングを父に持つ。


『フンディング殺しのヘルギの歌 その二』

古エッダ「フンディング殺しのヘルギの歌 その二」(Helgakviða Hundingsbana II) では人間の英雄、シグルーンの弟、ヘグニ王の息子。義兄ヘルギ殺しの英雄。主神オーディンは彼に自身の槍を貸し与える。

参考文献

ウィキメディア・コモンズには、ダグに関連するメディアがあります。
  • V.G.ネッケル他編 『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、232頁。

関連項目

  • ダガズ - 昼、日を意味する単語に由来するルーン文字の名称。
  • ソール
神々
英雄
登場人物
アース神族
ヴァン神族
男神
女神
その他
ミョルニルを象ったペンダント スウェーデンのスコーネ、1877年
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