ヒュロッキン

曖昧さ回避 この項目では、北欧神話に登場する女巨人について説明しています。土星の衛星については「ヒュロッキン (衛星)」をご覧ください。
フンネシュタット(Hunnestad)のルーン石碑に描かれた、狼に乗ったヒュロッキン。
エミール・デープラーによって描かれた、トールに殺されかかるヒュロッキン。(1905年)
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ヒュロッキン (Hyrrokin) は、北欧神話女巨人

土星の第44衛星ヒュロッキンのエポニムである。

スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』が伝えるところでは、バルドルの船葬の際にバルドルを載せた大船フリングホルニを海へ流すために神々に呼ばれ、ヨトゥンヘイムから狼に乗って駆けつけたが、その手綱は毒蛇であったとされる。大船はたやすく押し流すことができたが、乱暴に押したためトールの怒りを買ってしまい、トールミョルニルを握ってヒュロッキンの頭を打ち割ろうとするが、オーディンらが宥めたので手を引いた。

参考文献

  • V.G.ネッケル他編 『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6、271頁。
神々
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ミョルニルを象ったペンダント スウェーデンのスコーネ、1877年
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